ORIENT STAR LOYAL「WZ0021FC」修理完了後
先日、オーバーホールから戻ってきた腕時計「ORIENTSTAR LOYAL(WZ0021FC)」について、スマホのアプリを使用して精度を測定してみましたので、その結果を紹介していきます。
Watch Accuracy Meter
スマホのアプリ「Watch Accuracy Meter」を使用して、精度を測定しました。
「Watch Accuracy Meter」は、時計の音を認識して時計が動くスピードを測定し、実際の時間とどのくらいズレがあるかを測定するアプリです。
測定結果
少しずつゼンマイを巻きながら、ゼンマイの残量、5時間・10時間・20時間・30時間・40時間(最大)、時計の精度を測定した結果。
| ゼンマイ残り時間 | 1日の誤差 | ビートエラー | テンプの振り角 |
|---|---|---|---|
| 40時間 | +12秒 | 0.3 | 310 |
| 30時間 | +6秒 | 0.3 | 271 |
| 20時間 | +4秒 | 0.3 | 267 |
| 10時間 | -10秒 | 0.5 | 206 |
| 5時間 | -22秒 | 0.5 | 168 |
いずれも、文字盤を上にした状態。
残り40時間(最大)
ゼンマイがフルに巻いてある状態(残り40時間)の場合、1日の誤差は+12秒で、伝票に記載されていたのと、ほぼ同じ精度でした。
残り30時間
ゼンマイの残りが30時間の場合、1日の誤差が+6秒でした。
残り20時間
ゼンマイの残りが半分の20秒の場合、1日の誤差は+4秒でした。
テンプの振り角は250度以上や、270度以上と言われているが、後者なら、振り角が浅い。
残り10時間
ゼンマイの残りが10時間の場合、1日の誤差は−10秒と遅れ傾向に。
テンプの振り角も206度と、浅い。
残り5時間
ゼンマイの残りが5時間の場合、1日の誤差は-22秒と、かなり遅く、テンプの振り角は168度と、かなり浅くなっています。
最後に
今回は、スマホのアプリ「Watch Accuracy Meter」を使用して、時計の精度を測定しました。
その結果、ゼンマイが半分以上巻かれていれば、安定して動作して動作することがわかりましたが、ゼンマイの残りが半分を下回ると、時計の誤差は遅れる傾向になります。
購入時は、時計が遅れることは滅多になかったため、老朽化や、オーバーホールの間隔が長すぎたことによる部品の劣化が原因で、精度が落ちている可能性があるようように感じました。
今回は、スマホのアプリを使用して、時計の精度を測定しましたが、測定する際、時計をスマホのマイクに近づける必要があり、時計に磁気を与えてしまうことになるので、なるべく専用の測定器を使うのが良いと思います。